
3月ももうすぐ終わりですが、まだまだ肌寒い日もありますね。
さて、昨日NHK Eテレで放送された「ららら クラシック」は、ショパンの「雨だれ」でした。
24曲ある前奏曲(プレリュード)の中で最も有名な1曲と言ってもいいでしょう。
番組では、ショパンがどんな状況でこの曲を作曲したかについて、とても興味深く説明していました。
所は、地中海に浮かぶマヨルカ島。
ショパンはこの島の僧院で、恋人のジョルジュ・サンドに看病されながら、肺結核の療養をしていました。
ある日、サンドが外出中に、嵐が島を襲い、サンドの帰りが夜になってしまいました。
ショパンは、僧院の屋根に落ちる雨音を聴きながら、そしてサンドの帰りを心配して待ちながら、この「雨だれ」を作曲したということです。
曲の中心の激しい部分は、ショパンの不安な気持ちを、手に取るように感じることができます。
雨音を表すラの♭の連打が、この曲を通して印象的に表されています。
時にはやさしく、時には激しく、同じ「ラ♭」の音で表していると思えないような、素晴らしい曲想になっていて、改めてうっとりと演奏を聴くことができました。
いろんな雨の降り方を想像しながら、この「雨だれ」を、自分なりに弾いてみたいものです。
さて、昨日NHK Eテレで放送された「ららら クラシック」は、ショパンの「雨だれ」でした。
24曲ある前奏曲(プレリュード)の中で最も有名な1曲と言ってもいいでしょう。
番組では、ショパンがどんな状況でこの曲を作曲したかについて、とても興味深く説明していました。
所は、地中海に浮かぶマヨルカ島。
ショパンはこの島の僧院で、恋人のジョルジュ・サンドに看病されながら、肺結核の療養をしていました。
ある日、サンドが外出中に、嵐が島を襲い、サンドの帰りが夜になってしまいました。
ショパンは、僧院の屋根に落ちる雨音を聴きながら、そしてサンドの帰りを心配して待ちながら、この「雨だれ」を作曲したということです。
曲の中心の激しい部分は、ショパンの不安な気持ちを、手に取るように感じることができます。
雨音を表すラの♭の連打が、この曲を通して印象的に表されています。
時にはやさしく、時には激しく、同じ「ラ♭」の音で表していると思えないような、素晴らしい曲想になっていて、改めてうっとりと演奏を聴くことができました。
いろんな雨の降り方を想像しながら、この「雨だれ」を、自分なりに弾いてみたいものです。

台風の行方が気になりますね。
台風がもっとも近づく明日の様子を見て、もしレッスンを休講にするようでしたら、生徒さんに連絡いたしますね。
警報が出ていても風が強くなければレッスンを行うこともあります。
さて、
久しぶりに「らららクラシック」ネタです。
先週末の番組で、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」という合唱曲を取り上げていました。
この曲は、教会音楽の中のモテットというジャンルになるようですが、今では教会音楽の枠を超えて合唱曲の定番になっているほど有名な曲です。
とても神聖な雰囲気で、美しいハーモニーを聴いていると心が洗われるような気持ちになります。
この曲の背景は知りませんでしたが、モーツァルトの妻、コンスタンツェがバーデンで病気療養中に、お世話になった友人へ感謝の気持ちを込めてプレゼントしたという曲なのだそうです。
そしてこの曲を作曲した半年後にモーツァルトは35歳という若さで亡くなってしまうのです。
オペラや交響曲、ピアノ曲など、華やかな音楽を沢山作曲してきたモーツァルトが、戦争のために思うような作曲活動ができなくなって、教会音楽家に戻っていこうとした矢先に亡くなってしまったことは本当に残念なことです。
モーツァルトがもっと長生きしていたら教会音楽の歴史は変わっていただろうと、番組の中で有識者の方が言われていました。
たった46小節の中で4回も転調をするという凝ったメロディですが、とてもシンプルに聴こえて、それでいてせつなさがこみあげてくるようなこの曲を、秋の夜長にしんみりと聴いてみたいものです。
台風がもっとも近づく明日の様子を見て、もしレッスンを休講にするようでしたら、生徒さんに連絡いたしますね。
警報が出ていても風が強くなければレッスンを行うこともあります。
さて、
久しぶりに「らららクラシック」ネタです。
先週末の番組で、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」という合唱曲を取り上げていました。
この曲は、教会音楽の中のモテットというジャンルになるようですが、今では教会音楽の枠を超えて合唱曲の定番になっているほど有名な曲です。
とても神聖な雰囲気で、美しいハーモニーを聴いていると心が洗われるような気持ちになります。
この曲の背景は知りませんでしたが、モーツァルトの妻、コンスタンツェがバーデンで病気療養中に、お世話になった友人へ感謝の気持ちを込めてプレゼントしたという曲なのだそうです。
そしてこの曲を作曲した半年後にモーツァルトは35歳という若さで亡くなってしまうのです。
オペラや交響曲、ピアノ曲など、華やかな音楽を沢山作曲してきたモーツァルトが、戦争のために思うような作曲活動ができなくなって、教会音楽家に戻っていこうとした矢先に亡くなってしまったことは本当に残念なことです。
モーツァルトがもっと長生きしていたら教会音楽の歴史は変わっていただろうと、番組の中で有識者の方が言われていました。
たった46小節の中で4回も転調をするという凝ったメロディですが、とてもシンプルに聴こえて、それでいてせつなさがこみあげてくるようなこの曲を、秋の夜長にしんみりと聴いてみたいものです。

東京でフィギアスケートの国別対抗戦が行われています。
日本は現在第2位。
羽生結弦選手が大活躍していましたね。
彼のショートプログラムの曲は、ショパンのバーラード第1番でした。
とってもかっこいい曲です
この曲は、映画「戦場のピアニスト」の中で、主人公のポーランド人ピアニストがドイツ将校の前で、演奏した曲でもありましたね。
羽生クンの演技を観ながら、この映画のシーンを思い出していました。
フィギアはこれからの女子の演技も楽しみです
日本は現在第2位。
羽生結弦選手が大活躍していましたね。
彼のショートプログラムの曲は、ショパンのバーラード第1番でした。
とってもかっこいい曲です

この曲は、映画「戦場のピアニスト」の中で、主人公のポーランド人ピアニストがドイツ将校の前で、演奏した曲でもありましたね。
羽生クンの演技を観ながら、この映画のシーンを思い出していました。
フィギアはこれからの女子の演技も楽しみです


一ヶ月後にピアノ発表会を控え、今はプログラム作りに忙しくしています。
2週間後には、生徒の皆さんの手に渡ると思いますので、楽しみにしていてくださいね
さて、プログラムの曲目で、たまに見かける、「Op」とか「KV」(または「K」)という記号がありますが、これは作品番号を表す記号です。
クラシックの作曲家が、自分の曲の目録作成のために、番号をつけたもので、Op(オーパス)が一般的です。
後世の学者が整理してつけた場合は、その人の名前をもとに記号がつけられたりします。
たとえば、モーツァルトの作品を整理した人の名前は「ルートヴィヒ・フォン・ケッヘル」というので、モーツァルトの作品番号は「KV」(ケッヘル)になっています。
他にもバッハの「BWV」、ハイドンの「Hob」(ホーボーケン)などがあります。
現代の曲には必ず題名がありますが、クラシック曲は、たとえば、ワルツの何番とか、ポロネーズの何番とか、ソナタの何調とかいう表し方が多いので、作品番号という名の通し番号がつけられたのでしょうね。
練習曲(エチュード)やソナタでの中でも、有名なものや、作曲家の思い入れの強いものには、題名がつけられたりします。
ベートーベンのソナタ「テンペスト」とか。
ショパンの「別れの曲」とか。
生徒さんは、プログラムを受け取られたら、そんなことも踏まえていろんな題名を見て楽しんでくださいね♪
2週間後には、生徒の皆さんの手に渡ると思いますので、楽しみにしていてくださいね

さて、プログラムの曲目で、たまに見かける、「Op」とか「KV」(または「K」)という記号がありますが、これは作品番号を表す記号です。
クラシックの作曲家が、自分の曲の目録作成のために、番号をつけたもので、Op(オーパス)が一般的です。
後世の学者が整理してつけた場合は、その人の名前をもとに記号がつけられたりします。
たとえば、モーツァルトの作品を整理した人の名前は「ルートヴィヒ・フォン・ケッヘル」というので、モーツァルトの作品番号は「KV」(ケッヘル)になっています。
他にもバッハの「BWV」、ハイドンの「Hob」(ホーボーケン)などがあります。
現代の曲には必ず題名がありますが、クラシック曲は、たとえば、ワルツの何番とか、ポロネーズの何番とか、ソナタの何調とかいう表し方が多いので、作品番号という名の通し番号がつけられたのでしょうね。
練習曲(エチュード)やソナタでの中でも、有名なものや、作曲家の思い入れの強いものには、題名がつけられたりします。
ベートーベンのソナタ「テンペスト」とか。
ショパンの「別れの曲」とか。
生徒さんは、プログラムを受け取られたら、そんなことも踏まえていろんな題名を見て楽しんでくださいね♪

東海地方は、少し前に梅雨入りしたようですが、今日は蒸し暑い日でしたね。
さて、土曜日にTVで放送された「らららクラシック」では、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」を、取り上げていました。
日本では、「遠き~山に~日は落ちて~」と歌われたりしていて、第2楽章のメロディは有名ですね。
この“新世界”というのは、ドヴォルザークが音楽学校の先生として赴任していた国、アメリカのことなのだそうです。
アメリカから故郷のチェコを懐かしんで作った曲であり、また黒人霊歌(ゴスペル)や、アメリカ先住民の音楽の要素も取り入れて、アメリカ人の心に響く曲として作られた この「新世界から」は、ニューヨークのオペラの劇場で大喝采を浴びたということです。
第2楽章のメロディを聴くと、なんとも懐かしいような、切ないような気持ちにさせられますね。
その理由は、下校時によく聴いていたから、というだけでなく、音階にも秘密があるようです。
ハ長調で言うと、ド、レ、ミ、ソ、ラ、の音だけを使うのです。
ジャズやポップスで言うと、メジャーペンタトニックという音階ですが、各国の民謡は、この音階で作られていることが多いようです。
日本のわらべ歌しかり。
ピアノの黒鍵だけで弾いてもその音階になりますので、鍵盤楽器をお持ちの方は、黒鍵だけで、いろいろ弾いて遊んでみるのも楽しいと思います
さて、土曜日にTVで放送された「らららクラシック」では、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」を、取り上げていました。
日本では、「遠き~山に~日は落ちて~」と歌われたりしていて、第2楽章のメロディは有名ですね。
この“新世界”というのは、ドヴォルザークが音楽学校の先生として赴任していた国、アメリカのことなのだそうです。
アメリカから故郷のチェコを懐かしんで作った曲であり、また黒人霊歌(ゴスペル)や、アメリカ先住民の音楽の要素も取り入れて、アメリカ人の心に響く曲として作られた この「新世界から」は、ニューヨークのオペラの劇場で大喝采を浴びたということです。
第2楽章のメロディを聴くと、なんとも懐かしいような、切ないような気持ちにさせられますね。
その理由は、下校時によく聴いていたから、というだけでなく、音階にも秘密があるようです。
ハ長調で言うと、ド、レ、ミ、ソ、ラ、の音だけを使うのです。
ジャズやポップスで言うと、メジャーペンタトニックという音階ですが、各国の民謡は、この音階で作られていることが多いようです。
日本のわらべ歌しかり。
ピアノの黒鍵だけで弾いてもその音階になりますので、鍵盤楽器をお持ちの方は、黒鍵だけで、いろいろ弾いて遊んでみるのも楽しいと思います
