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アルファーミュージックの講師が、レッスンや音楽、その他いろいろなことについて気ままに語ります。
トルコ行進曲
2013-05-28 (火) | 編集 |
ここ数日は暑い日が続いていましたが、今日は久しぶりの雨にほっと一息つくような気持ちでした。


さて、先日の「ららら♪クラシック」というTV番組ではモーツァルトのトルコ行進曲が取り上げられていました。

トルコ行進曲というと、モーツァルトの他にベートーベンの曲にもありますね。

あと、トルコ風ロンドとか、トルコという名の付く曲が多いのには気づいていましたが、先日の番組でその謎がわかりやすく説明されていました。

1683年のトルコ軍による第2次ウィーン包囲から約100年後に、ウィーンでトルコブームが起きたというのです。(数年前の韓流ブームみたいなものでしょうか。。)

そのブームに乗って、いろんな作曲家がトルコ軍楽隊の曲をイメージして、曲を作ったそうですが、モーツァルトもそのうちの一人。

そしてこのトルコ行進曲はブームに乗って、大当たりしたとのことです。

モーツァルトは商売上手でもあったわけですね。

トルコ軍楽隊のリズムの特徴や、シンバルなどの打楽器のイメージも取り入れて、見事に曲が作られているのだな、ということが番組を見ていてよくわかりました。

モーツァルトとベートーベンのトルコ行進曲両方とも、軍隊の勇ましい感じや、躍動感があり、聴いていても弾いていても、前向きで元気な気持ちにさせてくれます。


モーツァルトのトルコ行進曲は少し上級のレベルになりますので、多くの生徒さんたちにこの曲を弾いていただくためにも、ぜひ長くピアノを続けて欲しいと思っています