アルファーミュージックの講師が、レッスンや音楽、その他いろいろなことについて気ままに語ります。
ショパン 前奏曲第15番 「雨だれ」
2016-03-27 (日) | 編集 |
3月ももうすぐ終わりですが、まだまだ肌寒い日もありますね。

さて、昨日NHK Eテレで放送された「ららら クラシック」は、ショパンの「雨だれ」でした。

24曲ある前奏曲(プレリュード)の中で最も有名な1曲と言ってもいいでしょう。

番組では、ショパンがどんな状況でこの曲を作曲したかについて、とても興味深く説明していました。

所は、地中海に浮かぶマヨルカ島。

ショパンはこの島の僧院で、恋人のジョルジュ・サンドに看病されながら、肺結核の療養をしていました。

ある日、サンドが外出中に、嵐が島を襲い、サンドの帰りが夜になってしまいました。

ショパンは、僧院の屋根に落ちる雨音を聴きながら、そしてサンドの帰りを心配して待ちながら、この「雨だれ」を作曲したということです。

曲の中心の激しい部分は、ショパンの不安な気持ちを、手に取るように感じることができます。

雨音を表すラの♭の連打が、この曲を通して印象的に表されています。

時にはやさしく、時には激しく、同じ「ラ♭」の音で表していると思えないような、素晴らしい曲想になっていて、改めてうっとりと演奏を聴くことができました。

いろんな雨の降り方を想像しながら、この「雨だれ」を、自分なりに弾いてみたいものです。